『道成寺縁起』は、15世紀後半に描かれた絵巻で、室町時代後期、後醍醐天皇の御代(延長6年 928頃)の伝説、安珍・清姫の絵巻です。司書は後小松院、絵は土佐重光です。
絵巻は道成寺所蔵、幅31.5センチ、上巻11m25㎝・下巻11m12㎝の二巻、重要文化財に指定されています。
<物語>
奥州の若い美男の僧、安珍は熊野詣の途中で、紀伊国牟婁郡真砂(むろごおりまなご)の庄司の家に一夜の宿を乞う。
僧の見目麗しさに恋心を抱いたその家の女房・清姫は寝床に忍んで一夜の契りを迫る。
困り果てた安珍は、大願を破ることはできない、熊野詣での帰りにまた立ち寄る、
と告げその場を切り抜ける。
と告げその場を切り抜ける。
そして参拝後、清姫に会わずに帰ってしまう。
清姫はなかなか帰らない安珍を待ちわび、裏切りに気付く。
清姫は、血相を変え、着物や草鞋を脱ぎ捨てながら安珍を追いかける。

安珍は日高川を船で逃れる。
清姫は水に飛び込んで安珍を追いかける。
清姫は大蛇の姿となる。

清姫は大蛇の姿となる。

安珍は道成寺に逃げ込み、釣鐘の中に匿われる。
清姫もすぐに追いつき、釣鐘に巻き付くと炎を吐いて安珍を黒焦げにして殺す。

清姫は両眼から血の涙をこぼしながら境内から這い出していった。

清姫は両眼から血の涙をこぼしながら境内から這い出していった。
ある僧が夢を見た【P111】
二匹の蛇が現れ、安珍は大蛇に化身した清姫は契り夫婦となった。悪縁を逃れるために法華経の写経供養を願う。

道成寺の僧達の、法華経写経供養の功徳によって、両人は昇天して、安珍は都率天、清姫は忉利天に転生する。

道成寺の僧達の、法華経写経供養の功徳によって、両人は昇天して、安珍は都率天、清姫は忉利天に転生する。
【参考とした文献など】
*1:続日本絵巻大成13 道成寺縁起
*2:和歌山県立美術館 道成寺縁起(重要文化財・道成寺蔵)の詞書釈文と現代語訳
*3:今昔物語集 原文 巻14第3話 紀伊国道成寺僧写法花救蛇語 第三
*1:続日本絵巻大成13 道成寺縁起
*2:和歌山県立美術館 道成寺縁起(重要文化財・道成寺蔵)の詞書釈文と現代語訳
*3:今昔物語集 原文 巻14第3話 紀伊国道成寺僧写法花救蛇語 第三
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